キミにコイして何年目?

ぽんこつが大好きなぽんこつのお話。

キミのこと嫌いになれるわけないじゃないか。

熱しにくく冷めにくい性格だから、物事はたいてい「好き」か「嫌い」かではなく、「好き」か「興味がない」かって感じで分類されてて、一旦「好き」に分類されたものは余程のことがない限り、ある程度の興味を持ったものとして自分の中で熱量をもって存在することになる。

 

その結果がいまの掛け持ちパラダイスなんだけど(笑)

自分の中でここまでは多ステする/遠征する/CDやDVDを買う/雑誌を買う、とかいったランクづけはしてるし、一途な人から見たらDDに思われるかもしれないけど、わたしなりの愛を適度に配分して、楽しく仲良くやっているつもり。

 

 

そんなこんなで、熱愛報道が出ても結婚しちゃっても「やめ時がわからない」が口癖の典型的オタク体質のわたしにもついに「やめ時」というものに直面する時がやってきた。

 

 

彼は本当によくできる子だと思う(何様)

 

少しゴツゴツしてるけど、かわいいお顔

透き通った歌声

キレッキレのダン

磨けば磨くほど輝く演技力

女子力高い系男子が時折見せる男らしさ

 

 

身体能力は高いのにカナヅチで球技が苦手なところさえ、完璧すぎる人は嫌われることを回避するための設定かな

 

 

彼のことを応援しようと決めてから、彼に失望したことは一度もなかった………黒髪が似合わないと勘違いしてるところ以外。←

 

(自担氏には常に失望してる笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしこうなったら、秒で降りるから(笑)」

 

と、友人に冗談交じりに話していたのは、去年の夏〜秋頃のことだけど。

 

彼のポテンシャルの高さで、わたしが守りたい世界が壊れてしまうのが嫌だった。

 

彼は何も悪くないし、ただのわたしのわがままだ。

わたしが今何よりも大事にしたい世界は彼を中心に回っていなかったというだけ。

 

彼のことが大事じゃない訳じゃない。

彼のことを嫌いになれる訳もない。

でも、そこは絶対に他の人に踏み荒らして欲しくない世界だったんだ。

 

 

その時は友人も口を揃えて「そうなるのはまだ早い」と言っていたし、彼の性格を考えると、わたしもそれが妥当な意見だと思ってた。

 

だから、しばらくはこうやって、彼が見せてくれる色んな顔や世界を見守りながら過ごしていくんだ〜と思ってた。

 

 

 

 

 

 

その話を聞いた時は、恐れていた事態が起こってしまったな……って感じで、わたしが大事にしたい世界が壊れてしまうのが嫌だともちろん思ったけど、同時にもう彼が見せてくれる景色を見られなくなるかもしれないことが辛いって気持ちもあった。

 

もうこのまま彼に会わずに終わらせることもできたし、どんな情報も耳に入れたくなかったけど、友人達にもいっぱいいっぱい話聞いてもらって、打開策を一緒に考えてもらって、予定通り彼に会いに行くことにした。

 

それでも毎日行きたくないって連呼して、その度に慰められて、アホみたいに悩んで、迎えたその日。

 

 

オープニングからいつものように彼は可愛くて、とってもとっても楽しそうで、わたしがいつも見ていた大好きな彼がそこにいた。

 

でも、彼の笑顔を見てるのが辛かった。

 

その瞬間を回避することもできたけど、やっぱり受け止めようと思った。

 

 

 

 

 

 

で、受け止めた結果、思ってたのと違った(笑)

 

正直、今すぐにわたしが守りたい世界を壊されるほどの脅威は全く感じなかった。

 

そんなことよりも、彼がこれをよしとしたことがショックだった。

 

きっと負けず嫌いな彼のことだから、誰よりも悔しい気持ちを抱いていたと思う。

だから、彼のことを責めるつもりは一切ない。

 

でも、わたしはその後、彼のことを見ても今まで見せてくれてた景色を見られなくなってた。

 

確かに、顔を見れば可愛いと思ったし、MCで頑張ってしゃべれてたらよかったねと思ったし、楽しそうにしている姿を見て幸せな気持ちになった。

 

でも、彼のことを一秒たりとも見逃したくない、という気持ちが生まれてこなかった。

 

今まで彼を応援するようになってから、ずっと大切に育てて来た気持ちの1番重要な部分が壊れてしまった気がした。

 

 

 

 

大阪マラソンのとき、ほんとにかっこよくて、彼のファンになれてよかった。って、思ったあの京セラドーム前の景色は一生忘れない。



でも、一度芽生えてしまったこの気持ちは、きっとそんなに簡単には消えてくれなくて。

この気持ちを抱えたまま、彼のファンであることを名乗っているのは、彼に失礼だと思うから。

いっそのこと、嫌いになれた方がずっとずっと楽だった。

こんなことを言ってしまうこと自体が、彼に失礼なこともわかってる。


だから、ごめんね。

一旦同じ景色を見るのをやめてみようと思うんだ。

 

 

ただのわがままを選んだわたしのことを嘲笑うくらい、彼も彼のグループもこれからどんどん大きくなっていってくれると信じてるよ。

 

堂々とファンを名乗ることはやめるけど、たまーに、成長した姿を見に行くことくらいは許してくれるかな。許してくれるといいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/11追記

 

三年前、自担氏が披露したときとは色々と状況が異なっているのは十分わかってる。

 

・そもそも楽譜が読めず楽器もできず初めてのレコーディングは手拍子から始めさせられた自担氏と、ギターベースキーボードドラムにとどまらず作詞作曲までこなせる1人バンドマン状態の彼

 

・コンサート初日、その曲が始まるその瞬間までファンにひた隠しにしていた自担氏と、割と早い段階から始めたよー!って言っちゃってた彼

 

・(おそらく)半年以上前からプロにレッスンをつけてもらいライブで披露することを前提として基礎から叩き込まれていた自担氏と、いつかライブでもやるかもねなノリで初めは独学でやっていてライブでやることが2ヶ月前に決まった彼

 

 

 

自担氏の初披露のときも相当ひどくて、あんな下手くそな演奏を堂々と披露されて、ある程度吹けたらガッツポーズ。メンバーもよく頑張った!って甘やかす。

 

そんな所見せられて逆にこっちが恥ずかしくなるくらいだった。

 

あんまりよく覚えてないけど、反応としては「まぁ、下手なのは仕方ないじゃん!けど、頑張ったことに意味があるよ!!」的な感じで割と好意的に受け止められていたし(わたしは受け止めなくて冷めたけど笑)、参戦後は何かしらその曲に関してのコメントをしてる人が多かった気がする。

 

 

そして今回。

 

夏頃に彼が始めました、って言っちゃったときから、わたしの中では「はいはい、どうせうまいんでしょ、こっち来ないで、自担氏かわいそうだから(笑)」って感じだったし、周りもどちらかというと自担氏に同情的というかやはり彼はなんでも出来て当たり前と捉えていたと思う。

 

 

だからこそ、びっくりした。

 

わたしが守りたかった世界の方ではなく、壊れない信頼があった彼との世界が壊れるとは思ってなかったから。

 

あのとき、絶対聞かない、と言っていたけど、もたもたしてる間に聞こえてきた音で「あ…これなら聞ける笑」と漏れた苦笑いで力が抜けた。

 

そして、わたしが見たくないから避けていたと思っていたけど、実際には大半の人があれをなかったことにしていたということがわかった(笑)

 

大半の人がわたしと同じように今までの実績に基づいて勝手に期待値を上げていたようだ。

 

 

 

そもそも彼はなぜあれをやろうと思ったんだろう。

 

自担氏は「ずっと応援してくれてるファンのみんなにサプライズがしたい」という、彼らしい理由が用意されていたんだけど。

 

なんとなく、みんなにやれば?と言われたから、とかだったら嫌だなと思ってる。

 

逆に、彼なりの信念があって披露したとしたら、あれは今まで彼が見せてくれていた世界を考慮すると、中途半端だと言わざるを得ない。

 

 

自担氏のときは、ファンもメンバーもあの時間を固唾を飲んで見守っていたけれど、彼に対してそんな空気は感じなかったように思った。

 

みんなが「彼はできるから」と思ってるんだろう。

 

先に上げた三つの状況に加え、50000人を味方につけていた自担氏と、1人で期待を背負って戦っている彼のことを比較することに一切の意味がないように思えてきたから、今後2人を比較して考えるのはやめようと思う。

 

 

みんなでなかったことにするのは、きっと彼のためにならないから、せめてメンバーだけでも触れてあげた方もいい気がするけど、なんとも言えないし、わたしはもうすぐ彼のファンではなくなる予定だから、偉そうなことを言える権利はない。

 

でも、最後の最後にこうやって、他の人よりも真剣に彼のこと考えてあげて向き合える時間ができてよかったのかもしれないな。

 

 

 

 

 

1/23追記

 

元々行く予定をしていた1/22の2部公演。

 

チケットもあったし、大好きな友人達との連番を楽しみにしてたし、初日以降色々あったけど、とにかく友人に会うのが楽しみだから行こうって思ってたところに、別現場被りが発生して、悩んだ挙句手放すことにした。

 

前日も聞くに耐えないレベルだったし、笑顔のハイタッチに少し苛立ちを感じたものの、とても楽しい時間を過ごすことが出来たし、最後にちょっとした思い出もできて、彼に対する未練もないな、と改めて思えて、自分の気持ちもいい意味で消化できそうだな、と思っていたのに。

 

「今日ほんとに来なくてよかったよ」

 

と友人からの連絡。

 

?????

って感じだったけど、とりあえず検索して何となく把握。

 

わたしは彼のことも、彼のグループのことも嫌いになりたいわけではないし、ファンをやめたい訳でもないし、応援できる理由があるならこのままファンでいたいと思ってる。

 

けど、あれはほんとにどうなんだろう。

 

自担氏がどんな決意と覚悟を背負っていたか、メンバーがどんな思いで彼の努力を見守ってきたか、「あいつが頑張ってるから俺も頑張ろう」と思わせる程の影響を与えていたか、それを途中冷めた目で見ていた時期も含めて知ってるから、MCで彼らがそんなことをしたと聞いて、正直絶望した。

 

楽屋で何をしてようと構わないし、この件をMCに持ち込んでしまったことを後悔(?笑)してたみたいだから、それは別にいいんだけど。

 

たった1曲の自分の曲も安定した演奏ができないのに、他の人の曲を練習したり、楽屋でそんなふざけたことをしてる時間はあるの???

 

メンバーは毎回毎回ロシアンルーレットみたいな演奏されて何も思わないの???

 

自担氏だって、決して毎回安定して吹けるようになったわけではないし、盛大なミスをやらかしてることもあるし、三年前のお披露目ライブのときはロシアンルーレットだったのも確かだから、技術のことについてとやかく言うつもりはないし、彼が本気で取り組もうと思って、エンジン全開になってしまえば、自担氏のことなんて一瞬で抜かれてしまうと思ってる。

 

 

 

ほんとのことなんて、彼以外の誰にもわかんないけど、わたしは今回は一件で、彼の気持ちはその程度のものなんだな、と思ってしまったし、思わせてしまった彼が悪くないと思えない。

 

比べるのはやめた、って言ったけど、収録やロケの合間を縫って、オフを返上してスタジオに入って、一番吹いてきた曲は初めての自分の曲、って言えて、シングルのイントロを任されるようになった自担氏のことを思うと、なんだかとても悲しくなる。

 

 

いろんな人に相談して、いっぱい悩んで、自分の中でほとんど結論は出てたけど、このツアーが終わるまでは、言うつもりはなかった。

 

でも、もうはっきりした。

 

彼のことを応援しています。

 

7人の中で彼のことが一番好きです。

 

って言えなくなった。思えなくなった。

 

 

矛盾してるようだけど、けっして嫌いになったわけではない。タイトル通り嫌いにもなれない。

 

わたしがファンをやめたことを後悔するくらい、彼にはでっかくなってほしいし、後悔させてくれると思ってる。

  

 

 

 

 

 

応援するって決めてたった3年だったけど、彼好きになって後悔したことなんてなかったし、いろんな景色を見せてくれたし、大事な友達もたくさんできたし、ずっとしあわせだったし、ほんとにほんとに大好きだったよ。

 

 

 

かみやまくん、いままでありがとね。